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シミュレーションセンター通信

時計台記念病院 2020年度 新人技術演習!  


 新型コロナウイルス感染症(covid-19)により、外部の研修が殆ど中止になる中、シミュレーションセンターでは、感染拡大防止対策を練りながら新卒新人の技術演習がスタートしました。

 4月は、毎週タスクトレーニング、5月ポジショニング、6月からシチュエーション・ベースト・トレーニングは、発熱患者の対応のから始まり、月1回のスケジュールで複数患者の検温、夜間巡視、急変対応と、コロナの怖さに負けず、ここまでこぎつけました。

 3蜜対策では、密閉回避策は窓を常時開放して換気、密集は、ブリーフィングルームは距離を空けた机の配置、密接は、最初は離れてと言いながら、デブリーフィングでは、半円形でディスカッション。悩みながら、密接は回避できずに、複数患者の検温は、看護師教育の応援団でもある、6人の模擬患者さんにも活躍していただきました。




8/26 日本看護管理学会インフォメーション・エクスチェンジ Webで発表!  


 テーマ:人生100年時代 市民(模擬患者)と共に育てる看護師教育

 春の北海道研究学会が2021.11月に延期になり、急遽、日本看護管理学会(今年度は金沢市で開催)のインフォメーション・エクスチェンジに応募しました。

 今年度は、全ての学会がWeb開催ですので、金沢へは行かずZoomをにわか勉強し何とか発表にこぎつけました。岩見が「市民(模擬患者)参加型シミュレーション教育がもたらしたもの」として調査結果を発表。次に模擬患者の1人が話し、もう1人が話し始めた時、「音声が届いていません」という声が、あれれ・・どうすると戻るのか、アマゾンで買ったスピーカのUSBを入れなおしたら、回復。脇汗でした。Q&Aでは、「どのくらい模擬患者との打ち合わせをしているのか」等があり、顔が見えない交流には少し寂しい学会ではありました。時代の変化に対応すべく、Zoomを使いこなさなければなりません。



 

外部施設のセンター利用


 コロナ禍で病院で実習が出来なく、Simセンターで実習をしました。学生は、ナースステーションを見て凄い、病院みたい!」と感激。

 成人、老年の実習を学生9人が立案した看護計画を学生同士の患者役になって実践し、ディスカッションで修正、学習をステップアップしていきます。先生2名のご苦労がみえました。





 2週間前から健康チェックをし、学習者24名、指導者12名が、3つのシナリオを回して見事なシミュレーション教育を実施していました。
 開催日から2週間経過しコロナ感染の心配も払われました。




2020年 寺子屋セミナー


 7月から寺子屋セミナー開催しました。 

フィジカルアセスメント ~呼吸編~  1名参加
BIPAP の看護  4名参加
フィジカルアセスメント ~循環器編~

4名参加

看取りのケア

8名参加予定



11月のご案内
11月10日 『フィジカルアセスメント ~脳神経編~  村山係長』
11月17日 『急変対応』 

申込みは
お電話 070-6605-4036
またはメール cim-cen@caress-Sapporo.jp で(岩見まで)


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 指導力ブラッシュアップセミナー 呼吸フィジカルアセスメント編

 1月26日、 「何となく知っているけど、根拠があいまい」と感じつつ、後輩指導や教育に携わっている人を対象に、指導者の知識をブラッシュアップする機会として呼吸フィジカルアセスメントセミナーを開催しました。
後輩たちが先輩の真似ではなく、根拠に基づいて自ら考えて看護ケアを実践できるように育てるためには、指導者たちもより多くの根拠に基づく知識を持っている必要があります。
 第1回目のセミナーでは、砂川市立病院の慢性呼吸疾患看護認定看護師である能見先生をお呼びして、呼吸疾患患者への看護の基本として必要な知識を講義で、そして実践的な看護ケアをシミュレーションで学べるよう企画しました。
法人内では各施設から指導者役割にある方たちが参加しました。
 得た学びは、現場実践で、そして後輩指導に活用していただければと思っています。

 次回、第2回目は循環器編を検討しています!




1月 北光記念病院中途入職者 感染予防策、リスクマネジメントの確認 


 北光記念病院ではこの時期、新人や中途入職者対象に感染やリスクマネジメントの技術確認研修が行われます。
この度は中途入職者対象に尿道留置のシミュレータを使用しカテーテル挿入手技の確認を行いました。
患者さんにとっては羞恥心を伴う処置であるため、シミュレータが大活躍。
様々な施設で経験を持つ看護職、新たな施設でのルール、手順で戸惑うことも多いかと思います。
日常的によく行う処置やケア、今一度、感染、リスクの視点から確認できる機会となりました。






『 In situ (インサイチュ)』 救急対応 トレーニング


  1~2月 時計台記念病院 クリニック外来

 In situとはラテン語で「本来の場所で」という意味です。
 シミュレーションセンターでは、より効果的なトレーニングとしてそれぞれの現場~各病棟、検査室などの救急対応トレーニングのお手伝いもさせて頂いています。
 1月~2月は、時計台クリニック外来で基本のBLSから除細動、気道管理のACLSまでトレーニングを行いました。
救急搬送されてくる患者さんや、待合室で突然具合が悪くなる患者さんも少なくない部署です。
適切で迅速な対応ができるように数回にわたって行いました。
 救急対応トレーニングといっても、場所が変われば応援要請、備品調達など様々な課題がみえてきます。
一番近くのAEDは? 救急カートはどこか? など、センターで実施するのとは違う、身近な場所での救急トレーニング。
 いざという時に活かされる効果的なトレーニングです。
 



外部企画セミナー


 2月 9日 北海道クリティカルケア研究会

 「今日から使える集中治療の基礎知識」
 この度は北光のICUから2名参加しました。
 ICU看護に必要な基礎知識を一人の患者さん(事例)を通して学んでいきました。
京都科学さんの協力もあり最新の高機能シミュレータ「シナリオ」も登場。
重症患者さんの入室から退室までを通して考えられるような絶妙なプログラムでした。
講師の皆さんは現役のかっこいい看護師さんばかり。
後輩たちがきっとこんなこと知りたいのではと事務局みんなで考え吟味した内容だったのだとか。
 クリティカルケア看護を語る先輩たちをみて、何気なく実施している看護行為や観察を根拠を含めて伝えていけるような「あんな看護師になりたいな」と感じられるようなセミナーでした。また機会があったら是非センターで実施して頂きたいです。








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